礼拝説教
2004年4月11日
「主イエスはよみがえられた」
ルカ24:1-12
 今日はイースター、イエス様がよみがえられた日です。先週の金曜日に主イエスは十字架につけられ、死なれましたが、今朝よみがえられたのです。復活の事実とその意味をよく知ることはとても大切なことです。

I.主イエスは本当によみがえられた
 安息日が終わって、日曜日の明け方早く、女たちはイエスのからだにぬ るために香料を持って墓にやって来ました。ところが墓の石がわきにころがしてあって、その中に主イエスのからだはありませんでした(3)。このように墓の中がからっぽであることは、イエスがよみがえられたことの第1の証拠です。途方にくれている女たちに二人のみ使いが現れて、こう言いました。「あなたがたは、なぜ生きている方を死人の中で捜すのですか。ここにはおられません。よみがえられたのです」(5-6)。イエスがよみがえられてここにおられないことは、あまりに意外な出来事なので、女たちは、み使いたちから説明されて、やっとイエスのみことばを思い出したほどです(6-8)。
 主イエスがよみがえられたことの最も有力な証拠は、復活の主が弟子たちの前に現れたことです。ヨハネやマルコ、マタイなどの福音書と合わせてみて見ると、まず、マグダラのマリやに現れ(ヨハネ20:16、マルコ16:9)、続いて女たちに現れ(マタイ28:9)、その後で、恐らくペテロに現れ(ルカ24:34、1コリント15:5)、その夜、10人の弟子たちなどに現れています(ヨハネ20:19以下)。このように主イエスは、多くの弟子たちの前に現れて、復活されたご自分のからだをお見せになったのです。

II.主イエスは今も生きておられる
 このような復活の事実の上に、私たちはすばらしい信仰の確信と恵みをいただくのです。第1に、イエスがよみがえられたことは、イエスは神の御子であること、今も生きて働いておられることが証明されました(ローマ1:4)。第2に、主イエスを信じることにより、私たちの罪が赦され、神の御前に義と認められることが証明されました(ローマ4:25)。第3に、イエスの復活は死に対する勝利ですから、主を信じる者は、与えられたいのちによって、死に打ち勝ち、終わりの日に自らもよみがえることを確信することができます(1コリント15:20)。このように復活の意味も正しく理解しましょう。
  今泉キリスト福音教会 牧師:岡本 昭世 【説教インデックスへ
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