礼拝説教
2004年6月20日
「父親の責任」
創世記37:1-11,31-36 エペソ6:1-4
 今日は父の日です。自分が父親からどのように育てられたか、自分と父親との関係はどんなだったか(今はどうなのか)、を静かに振り返って、今の「わたし」がこうしてあることをお父さんと天のお父様に感謝しましょう。中には良い思い出よりも、いやな思い出の方が多かったという人がいるかも知れません。それでも感謝することによって良い思い出は増えてくるでしょう。

 今朝は、ヤコブの父親としての生き方を見てみましょう。アブラハムの1人息子イサクの子ヤコブには、12人の息子と1人の娘が与えられました。ヤコブには妻が2人、2人の妻のそれぞれの女奴隷がそばめとなって2人いました。その4人から12人と1人が生まれたのですから、夫婦、親子の関係は複雑でした。そのような中でヤコブは父親としての責任を果 たしたでしょうか。

1. ヤコブは、妻2人、そばめ2人、息子12人、娘1人の家族を守り、子どもたちを育てました。これをさらに具体的に見ていきましょう。
 ヤコブはこの大人数の家族を養うために人一倍働きました。彼はだまされた形で姉のレアを妻とし、直ぐに愛する妹のラケルをめとり、14年間2人のためにただ働きをし、さらに6年間ラバンのために働いて、家族を養いました。過酷な条件のなかで良く働いたと言えるでしょう。
 しかし、2人の妻を平等に愛したとは言えません。これは最初から無理でした。それに2人のそばめたちも加わり、夫婦関係は複雑でした。ヤコブは、このような中で生まれた子どもたちを平等に愛することはできませんでした。愛する妻ラケルの息子ヨセフを一番愛し、そのためヨセフは兄たちから憎まれてしまいました。

2. ヤコブは善悪の基準をはっきりと教え、兄弟が互いに愛し合うように教えたでしょうか。子どもたちは親たちを見て育ったようです。ヨセフは兄たちを尊敬せず、ひとりよがりで兄たちから憎まれました。

3. ヤコブは、多くの欠点はありましたが、真の神への信仰を子どもたち・孫たちに伝えました。特にヨセフは幾多の苦しみを経験する中で神から愛され、主に信頼する生き方を学びました。

 ヤコブから良い面、悪い面をいろいろと学び、私たちの生き方、家族の守り方、子どもたちの育て方に役立てたいと思います。
  今泉キリスト福音教会 牧師:岡本 昭世 【説教インデックスへ
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