礼拝説教
2004年9月19日
「イエスさまは私たちに期待しておられる」
ヨハネ15章16節、6章27〜29節

 皆さんは、多くの宗教の中からイエスさまを選んだと思っているしょうか。実は違うのです。イエスさまはこう言われます。「あなたがたがわたしを選んだのではありません。わたしがあなたがたを選び、任命したのです」(15:16)。イエスさまの方から私たちを選び、呼びかけてくださり、救いの中に入れてくださり、さらに大切な働きのために任命してくださったのです。今日はその大切な働きのことを考えてみましょう。

 ある時大ぜいの人たちはイエスさまにこう質問しました。「私たちは、神のわざを行うために何をすべきでしょうか」(6:28)。それは「私たちは、神さまが喜んでくださる働きをするために、何をしたらよいのでしょうか」という意味です。イエスさまのお答えはこうでした。「あなたがたが、神が遣わした者を信じること、それが神のわざです」(29節)。つまり、「あなたがたが、父なる神さまがこの世に遣わしたイエスさまを信じることが、神が喜んでくださる働き、最も大切な仕事です」ということです。みなさんにとって一番大切な働きはイエスさまを信じることです。では、その次にする大切な働きは何でしょうか。それは、イエスさまのために働くことです。「なくなる食物のためではなく、いつまでも保ち、永遠のいのちに至る食物のために働きなさい」(27節)とイエスさまは言われましたが、「永遠のいのちに至る食物」とは、イエスさまのことです。

 イエスさまのための働きを具体的に考えてみましょう。

 第1に、イエスさまに任命された皆さんは出て行って、イエスさまをまだ知らないお友だちにイエスさまのことを話してあげることです。今泉教会の様子をお友だちに話してください。イエスさまは、皆さんがイエスさまから派遣された大使として働いてほしいと期待しておられるのです。そのお友だちが教会に来るようになって、イエスさまを信じるなら、それは“実”となっていつまでも残るでしょう(15:16)。

 第2に、イエスさまに任命された皆さんは、イエスさまを信じた子どもとして学校で勉強し、お友だちと遊び、家で生活してください。何をどのように勉強し、どのように遊び、どのようにお父さんやお母さんのお手伝いをし、きょうだいたちとつきあっていったらよいかは、聖霊が教えてくださいます。皆さんの生活全体が神さまのために生きるのです。皆さんには神さまから豊かな賜物が与えられています。将来の働きのためにぜひその賜物を用いてください。イエスさまは皆さんに大いに期待しておられるのです。

  今泉キリスト福音教会 牧師:岡本 昭世 【説教インデックスへ
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