2004年12月26日
「羊飼いに学ぶ」
ルカの福音書2章8〜20節

 今日26日はまだクリスマスの余韻が残っています。欧米では、国によって違いがありますが、1月6日までをクリスマスの時期と呼び、年が明けてもしばらくの間飾り付けをそのままにしておきます。今日は、御子イエス・キリストのご降誕に深く関わった羊飼いたちの行動から学んでみましょう。
 I 「この出来事を見て来よう」
 羊飼いたちが野宿で夜番をしていたとき、主の御使いが現れて、御子のお誕生のニュースを知らせました(11-12節)。救い主誕生というメッセージを聞いて、羊飼いたちはその事実を確かめるために、ベツレヘムの家畜小屋へと急ぎました。恐らくこの町のあちこちの家畜小屋を訪ね歩いて、ようやくマリヤとヨセフと、飼葉おけに寝ておられるみどりごとを捜し当てたのでしょう(16節)。今日の私たちは、礼拝のメッセージを聞いて、それを受け入れるとともに、聖書を調べて、それが正しいか、受け入れるに値するものかどうかを確かめる必要があります。使徒17:11-12を参照してください。
 II 告げられたことを知らせた
 羊飼いたちは御使いの告げた「すばらしい喜びの知らせ=福音」を聞き、それを御子を捜し当てることによって確かめ、この福音が間違いないと確信したことでしょう。彼らは自分たちが体験したすべてをマリヤとヨセフやほかの人たちに知らせました(17節)。告げられたことを自分だけの特権としてしまっておかないで、ほかの人たちに知らせること、これがとても大切なことです。こうして福音は今日の私たちにまで伝わったのです。よい知らせを聞いた人々の反応はどうだったでしょうか(18-19節)。使徒17:32-34も参照してください。
 III 神をあがめ、賛美した
 羊飼いたちは、見聞きしたことが、全部御使いの話のとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行きました(20節)。信仰はかならず結果になって現れます。羊飼いたちは、自分たちが経験したすべてのことを信仰を持って受け入れ、御子が救い主としてお生まれになったことは本当だと信じたに違いありません。そのようなとき、羊飼いたちは神をあがめ、賛美しました。私たちもクリスマスのメッセージを受け入れ、聖書から確かめ、御子イエスを救い主として信じて、御名をあがめ、主を賛美しましょう。Iコリント15:1-2を読んでみましょう。

  今泉キリスト福音教会 牧師:岡本 昭世 【説教インデックスへ
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