2005年01月16日
「本当に勇気のある人」
テモテへの手紙 II 1章7節

 私たちはそれぞれいろいろな性質を持っています。気の短い人・長い人、すぐに行動してしまう人・じっくり考えて決断する人、感情をすぐに顔に出す人・あまり出さない人など---皆さんはどっちですか。多くの場合、みな少しずついろいろな性質を持っていると言えるでしょう。そのような中で必要な性質--それは「力と愛と慎みの霊」です。別な言い方をすれば「自制心」と言えるでしょう。自制できる人は本当に勇気のある人です。では具体的に考えてみましょう。

 I 食べ物のことで自制できる人は勇気のある人です。
 みなさんは食べ物のことで好き嫌いがありますか。甘いものが好きな人は多いでしょう。でも朝、昼、晩と食事の代わりにケーキやクッキーやアイスクリームばかり食べていたら、どうですか。きっと必要な栄養素が取れなくて病気になってしまうでしょう。からだの健康のためには、栄養のある食物をバランスよくとる必要があります。そのためには自分をコントロールする必要があります。食べ物のことで自制できる人は勇気のある人です。

 II 人との関係で自制できる人は勇気のある人です。
 あなたにきょうだいがいるなら、時々はけんかをするでしょう。「お兄ちゃんがぼくをぶった。お兄ちゃんがわるい!」「ケンちゃんがわるいんだ。ぼくが大切にしていたノートに落書きしちゃったんだ。それに使った色鉛筆の芯みな折っちゃったんだよ。」ケンちゃんのほうが悪いでしょう。でもぶったお兄ちゃんもよくないよね。きょうだい同士、友だちとのつきあいなど、人との関係はそんなに楽ではありません。自分をコントロールし、愛をもってほかの人のことを考えてあげることが求められます。

 III 待つことのできる人は勇気のある人です。
 みなさんのほしい物はなんでしょう。男の子なら新しいゲームソフト、かっこいい自転車、大型のラジコン、モデルガンなど、中には自分のお小遣いでは買えないものもあるでしょう。お誕生日やクリスマスにお父さんやお母さんがプレゼントとしてくれるかも知れません。あるいはみなさんのお小遣いにお父さんたちが足してくれる場合もあるでしょう。でも今すぐ買うことは、賢いことではありません。本当に必要なものかどうか考える時が必要です。待つことが求められます。待つには忍耐が必要です。待つことのできる人は本当に勇気のある人です。

  今泉キリスト福音教会 牧師:岡本 昭世 【説教インデックスへ
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