2006年02月05日
「主の働き人の祝福」
ルカの福音書10章17〜24節
 クリスチャンにとって福音を宣べ伝えることは大きな喜びです。40年も前のことですが、クリスチャンになった友人は私を教会に誘い、救われた私は別の友人を教会に誘いました。その彼もやがて信仰を持ちました。クリスチャンの喜びは、友人などに福音を伝えることとその人が信仰の決心をするのを助けることでしょう。イエスさまは、伝道の成果が得られて、喜んで帰ってきた、弟子たちにどのように教えたのでしょうか。

 I. 自分たちの名が天に書きしるされていることを喜びなさい。
 12弟子とは別に70人の弟子が選ばれて、町々や村々に遣わされました(1節)。彼らは喜んで帰ってくると、伝道の成果を主に報告しました(17節)。弟子たちが主イエスの御名を使うと、悪霊どもさえ、彼らに服従するのです。主イエスも、サタンが、稲妻のように天から落ちたのを確認されました(18節)。主が弟子たちに与えたのは、サタンや悪霊どもに打ち勝つ権威です(19節)。主イエスはこう言われました。「しかし、悪霊どもがあなたがたに服従するからといって、喜んではなりません。ただあなたがたの名が天に書きしるされていることを喜びなさい。」(20節) 主のために働く者の真の喜びは、救われていて、天国の市民権を得ていることなのです。

 II. 自分たちに神の国の真理が知らされていることを喜びなさい。
 主イエスが心からの喜びをもって父なる神様をほめたたえておられることに心を留めましょう(21節)。神の国の奥義は、この世の賢い者や知恵ある者には隠して、神を恐れる幼子のような弟子たちに現してくださったののです。これこそ、みこころにかなったことです。神を恐れる幼子たちには、御父のことや主イエスのことを知らせてくださいます。私たちが御父と御子を知ることができ、信じることができるのは、何と幸いなことでしょう(22節)。弟子たちが今見ている神の国の真理は、旧約時代の預言者や王たちが切に見たいと願ったのに、見られなかったことです。聞きたいと願ったのに、聞けなかったことです(23-24節)。
 
 福音を人々に語り、その人が信じることを体験することは、すばらしいことですが、その前に私たち自身に与えられている、大きな恵み、祝福を覚えて主に感謝しましょう。
  今泉キリスト福音教会 牧師:岡本 昭世 【説教インデックスへ
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