2006年05月21日
「主の導きを求めてみよう」
詩篇 119篇105節、イザヤ書 30章21節
 私たちは、毎日の生活の中で常にあれか、これかを選んで生きています。食事で何を食べ、食後に何を飲むか、から始めて、自分の着物や持ち物、さらに趣味や娯楽など、誰かに命令されるのではなく、自分で選び取っています。もっと大きなことはどうでしょう。学校の部活や友だち関係、将来の進学や就職など、結局は自分で選ばなければなりません。そのとき正しい選択ができれば一番いいわけです。正しい選択のためのいくつかの大切なポイントを考えてみましょう。

 I. まず自分の頭で考えてみよう。
 すべての人がいつもしていることですが、自分の頭で考えて、この部活の方があの部活よりもいいと思って選びます。自分が好きであるとか、指導してくださる先生がやさしそうだからとか、友だちといっしょにできるとか、考えます。進学にしても(実際は高校や専門学校、大学、または就職など事情は様々でしょうが)自分の能力、好きな勉強ができるか、親からどれだけ出してもらえるか、将来の就職とどう関係するか、など考えて最終的には自分で決めます。しかし、神様を愛し、恐れる者としては、少し事情が異なってきます。しなければならないことは、自分の考え、自分の好き・嫌い、自分の選びをひとまず横に置いておくことです。

 II. 聖書全体から考えてみよう。
 小さいことから大きいことまで実はみな聖書からヒントをもらうことができます。神様を恐れる子どもとして、部活を選び取ったとき、例えば礼拝を守れるかは重要な問題になります。どんなにあのスポーツをしたいと思っても、日曜日に練習をし、日曜日に対外試合をするならば、教会に来ることができません。だから、優先順位が大切です。でも、運動に加わるだけで、選手に選ばれなくてもいいと割り切って、日曜日は教会に行きます、と担当の先生に断ることができれば、それも一つの生き方です。あるいは、部活の方が教会より大切と考えることも一つの選択ですが、あまりいいとは思いません。人生の中の最も大切な信仰を失うかも知れないからです。学校生活で色々な問題が起きるでしょう。どれを選びどれを選ばないかは、多くの場合聖書全体の教えから決めることができます。
 III. 聖書のみことばが与えられるよう祈ろう。
 将来のことになるでしょうが、例えば大学へ進学したいと思ったり、就職したいと願ったりすることが起きるでしょう。さらに将来の結婚も重要な選択の一つです。大きな選択を前にして一番ふさわしい導きは、主がみことばをもって、導いてくださっていると確信することです。主の確かな導きですから、間違いがありません。このようなときにぜひ主に祈りましょう。主は私たちの祈り、願いにみことばをもって答えてくださることがしばしばあるのです。今日のみことば詩篇119:105の通りに、足下を照らす小さなともしびとして、あなたの歩むべき次の一歩を示してくださるでしょう。さらに、遠い将来を見据えて、遠くに光を掲げてくださって、あなたの進むべき道を指し示してくださるでしょう。主を信頼し、主にゆだねることが大切です。
  今泉キリスト福音教会 牧師:岡本 昭世 【説教インデックスへ
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