礼拝説教

2012年3月18日

「聖霊によってバプテスマを授ける方」
ヨハネの福音書1章29〜34節

 バプテスマのヨハネの偉大さは、まだ一度も会ったことのないメシヤ=キリスト=救い主を始めて見て、「見よ、世の罪を取り除く神の小羊」(29節)と言えたことです。預言者としてのヨハネは、神から直接啓示を受けていたので、イエス様とわかったのです。今日の箇所でヨハネは、自分に与えられた務めと比べることによって、主イエスのお働きを明らかにしています。

 I. ヨハネは水でバプテスマを授ける者
 ヨハネがこの世に遣わされたのは、人々に救い主をあかしする、つまり、イエスを指し示して、その本当の姿を明らかにすることでした。そのために彼は、人々に水でバプテスマを授けていたのです(31節)。ヨハネは、ヨルダン川の向こう岸で、バプテスマを授けていましたが、それは「悔い改めのバプテスマ」でした(マタイ3:11参照)。人々がヨハネの所にやって来たのは、これまでの罪を告白し、ヨハネからバプテスマを受けるためでした。それは、決して「救い」を得させるバプテスマではなく、救いを受ける前の備えのバプテスマでした。救いは主イエスによってのみ得られるものです。神の小羊として十字架にかかって死なれ、よみがえられて、救いのみわざが完成して始めて、救いは、主を信じる人々に与えられるのです。しかしながら、ヨハネの働きはなくてはならない大切なものなのです。

 II. イエスは聖霊によってバプテスマを授ける方
 ヨハネの証言はまた、主イエスがヨルダン川でヨハネからバプテスマを受けられた時のことを指しています(32節、マタイ3:16)。イエスは、罪人ではありませんから、悔い改めのバプテスマを受ける必要はありません。しかし、主は人としてこの世に来られたので、へりくだってすべて人のようになりました。ヨハネからバプテスマを受けることも「すべて正しいことを実行するのは、わたしたちにふさわしいのです」(マタイ3:15)と言われて、そうされました。イエスが水から上がられた時、天が開け、神の御霊が鳩のように下って、ご自分の上に来られるのをご覧になりました。ヨハネもそれを見たので、今日の聖書箇所にあるように証言しているのです。ヨハネは、この聖霊を見たので、神が言われた通り、イエスが「聖霊によってバプテスマを授ける方」であることを確信しました。主イエスはご自分を信じる人々に聖霊を与えられますが、それによって人々は新しく生まれて、神の子どもとされ、神の家族に加えられます。それがキリストのからだである教会であり、信じる者は誰でも教会の一部とされるのです。

  今泉キリスト福音教会 牧師:岡本 昭世 【説教インデックスへ
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