2004年5月16日 |
「自分を愛し、あなたの隣人を愛しなさい」 |
マタイ22:34-40 |
聖書が教えていることは、私たちは神のかたちに造られたので、非常に尊い存在だということです。「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している」(イザヤ43:4)と言われた神は、また「わたしの名で呼ばれるすべての者は、わたしの栄光のために、わたしがこれを創造し、これを形造り、これを造った」(イザヤ44:7)とも言われます。だから、私たちは自分自身を大切な存在として受け入れ、まわりの人たちをも大切にしなければなりません。
私たちがこの世に生まれて来るためには、神様が奇蹟的に働いてくださり、いのちを与え、お母さんの胎内に宿らせてくださったからです。さらに、10ヶ月の間神様はあらゆる障害から胎児を守り、定められた日に無事赤ちゃんとして生まれさせてくださいました。だから神様が働いてくださらなかったら、あなたはこの世に生まれて来なかったはずです。
それにあなたが今こうしてあるのは、さらに別の奇蹟の結果であることも知らなければなりません。あなたのお父さんとお母さんが結婚しなかったら、あなたはこの世に生まれて来なかったはずです。あなたのお父さんかお母さんのどちらかでも結婚する前に若くして死んだら、あなたは生まれて来なかったのです。あなたのおじいさんかおばあさん(2人ずつ4人います)のだれか1人でも、若くして結婚せずに死んだとしたら、今のあなたは存在していません。あなたの先祖は何万人、何百万人いるかも知れません。そのあなたの先祖のうち、だれかひとりでも結婚しなかったり、若くして死んだなら、あなたはこの世に生まれていないのです。
だからあなたはとても高価で、尊く、貴重な宝物なのです。いのちがあることは、奇蹟中の奇蹟と言えるでしょう。与えられたいのちとからだを決して粗末にしてはいけません。主イエスは、「あなたの隣人をあなた自身のように愛しなさい」と言われました。「あなた自身」を愛することがまず大切な真理です。多くの場合、「隣人を愛する」ことだけに目が向けられてしまいがちですが、「あなた自身」がどうでもいい存在で、粗末に扱っても良いのなら、他の人を大切にすることができません。
今朝は自分自身を大切にすることを考えてみましょう。 |
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