礼拝説教
2004年7月18日
「イエスさまは私たちの友だち」
ヨハネ15:12-15

 小学生や中高生の皆さんに仲の良いお友だちがいるでしょう。小学校の場合、家と学校が比較的近いから学校へ行くときも、学校でも、帰ってくるときも、帰ってからもいつも一緒という友だちがいるかも知れません。以前行われていた集団登校を、身の危険から子どもたちを守るために復活させた地区もあるようですが、自由に2-3人で行く場合が多いでしょう。日本のどこかで、朝「アイちゃん!行こう!」と声を掛けられてから、あわてて教科書やノートをランドセルに入れている子がいるかも知れません。

 親友と言われるお友だちの条件は何でしょうか。その人のことをよく知っていること、その人にとってもっとも大切と思われることを言ってあげることではないでしょうか。親友はお互い同士、何でもうち明けていて、お父さんやお母さんでも知らないことを互いに知っていることがあるでしょう。また、友だちだから言いにくいことも言わなければならないこともあるでしょう。そして友だちの忠告なら聞く、という人もいるでしょう。

 「私には本当の友がいる」と言える人はすばらしい宝物をもっている人、と言えるでしょう。実は、イエスさまこそ私たちの本当の友だちなのです。イエスさまは、弟子たちのことをよく知っていました。夜明けまで祈って、12人の弟子たちを使徒として選びました(ルカ6:12-16)。やがてイエスさまを裏切るようになるユダのことも、主イエスを3度知らないと言ってしまうペテロのこともよく知っていたのです(ヨハネ13:21,36-38)。その上でイエスさまは弟子たちを友と呼んでくださいました。
「わたしはあなたがたを友と呼びました。なぜなら父から聞いたことをみな、あなたがたに知らせたからです。」(15:15)
イエスさまは弟子たちのことをよく知り、そして大切なことを何でも知らせてくださいました。その大切なことは福音書の中に記されています。
 イエスさまは、父なる神さまがどういうお方かを教えてくださいました。
 イエスさまは、ご自分が神の御子であることを教えてくださいました。
 イエスさまは、私たちが罪人であり、私たちを罪から救うために十字架にかかって死に、よみがえられることを、教えてくださいました。
 イエスさまは、ご自分を信じて救われた私たちがどのように歩んだらよいかを教えてくださいました。
 このすばらしいイエスさまを信じて、従っていきましょう。

  今泉キリスト福音教会 牧師:岡本 昭世 【説教インデックスへ
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