皆さんは、神様が皆さんを愛しておられることを確信していますか。確かに神様をこの目で見ることはできません。しかし、聖書をとおして真の神様が確かにおられ、しかもあなたを愛しておられると知ることができます。ではなぜ、神様は私たちを愛してくださるのでしょう？

　第1に、神様は私たちを造ってくださったから、私たちを愛しておられます。
　小さな赤ちゃんがこの世に誕生することは、両親にとって大きな喜びです。“目の中に入れても痛くない”という表現があるほど、（一般に）お父さんやお母さんは皆さんを心から愛しています。親が子どもを愛しているのは、自分たちの子どもだからです。神様が私たちを愛しておられるのは、神様が私たちを造ってくださったからです。それも神様は私たちを「神のかたち」に造ってくださいました。私たちが神様と似ているのは、私たちが頭を使って考えたり、判断したりする能力があることです。これを理性と呼ぶことができます。また私たちは、美しい花を見て感動したり、すばらしい音楽を聴いて感動したりします。私たちに豊かな感情が与えられているからです。さらに私たちには悪いことをしない、よいことをしたい、という意志も神様から与えられています。その上目に見えない神様のことを信じたり、祈ったりする霊的な力も持っています。神様が私たちを愛しておられるからです。

　第2に、神様は私たちがこの世でたった一人の人であり、かけがえのない人だから、愛しておられます。　
　あなたはこの地球上の60億の人々の中でたった一人の人です。あなたと同じ人は一人もいません。横浜の教会にかわいい双子の姉妹がいます。私には二人の区別がつきません。お母さんも時々名前を間違って呼ぶそうです。でも二人は互いに間違うことはありません。二人が全く別々の人格を持った人として造ってくださったからです。神様はものすごく大きな宇宙を造られました。同時に私たち人間を造り、しかも一人一人を愛し、顧みてくださっておられるのです。「あなたの指のわざである天を見、あなたが整えられた月や星を見ますのに、人とは、何者なのでしょう。あなたがこれを心に留められるとは・・・」（詩篇8:3-4）とダビデが賛美したとおりです。神様はあなたをかけがえのない、たった一人の人として愛しておられるのです。そしてあなたを愛するために、御子イエスをこの世に送って下さいました。