2005年4月3日
「子どもも大人も信仰の確立を」
IIテモテ 3章10〜17節

 今日は新しい年度最初の礼拝です。今年も礼拝を初め、祈祷会や教会学校、そのほかの活動が主の祝福のうちに導かれていくことを願っています。今年度の教会の目標は、メッセージ、「子どもメッセージ」および分級などの学びを通して、子どもも大人も共に聖書からイエス・キリストについてよく知り、信仰を与えられて救われ、信仰告白と救いの確信が与えられることです。さらに聖書全体についての知識が増し加えられ、聖書の中心的な教えに関しての確信が与えられ、さまざまな問題を抱えている社会の中で聖書から指針を与えられてしっかりと歩めるようになることです。今日はIIテモテ3:14-15を中心に学びましょう。

 I. 幼い時から聖書に親しむことが大切です。
 テモテは、祖母のロイスと母のユニケから信仰を受け継ぎました(Iテモテ1:5)。彼は幼いときから聖書の話を聞いて育ち、自らも聖書に親しんで来たことを知っていました。幼くても聖書の真理を理解できますし、イエス・キリストが救い主であるとわかるのです。どんなに幼くてもイエスさまのお話を聞くことを喜びますが、それは主イエスがまことの神様だからなのです。真実の神様のことは、純粋なまなこを持った子どもたちにこそ、主は理解する力をお与えになるのでしょう。大人である私たちも聖書に親しんでみことばを読むことを喜び、みことばに生きることを大切なことと確信しなければならないでしょう。私たちの生き方そのものが子どもたちのよい模範となるのですから。

 II. 聖書は知恵を与えてキリストへの信仰と救いを与えてくれます。
 神の霊感によって書かれた聖書を読むとき、同じ聖霊が私たちにも働いてくださり、私たちは聖書を理解し、主を信じることができるようになります。これは主が与えてくださるすばらしい恵みです。主イエスが神が人となって生まれてくださったこと、十字架と復活によって私たちの罪が赦される道が開かれたこと、信仰によって救いを得ること、などがはっきりとわかるのです。先入観や偏見を捨て、さまざまな罪を捨ててみことばを心の内に受け入れるとき、主イエスは私たちの心の中に入ってくださり、救ってくださるのです。その信仰の決断も、主はできるようにしてくださいます。さらに私たちはみことばによって成長します(Iペテロ2:1-2参照)。どんなに幼くてもイエスさまを信じ救われ、信仰を持った幼子として歩み始めることができます。幼子も大人も共に聖書に親しみ、信仰を確立していきましょう。

  今泉キリスト福音教会 牧師:岡本 昭世 【説教インデックスへ
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