今日の午後2007年教会総会が開かれます。総会では昨年度の教会の諸活動が報告され、新しい年度の活動計画が審議・議決されます。また役員の改選も行われます。同時に新年度の奉仕分担も決まります。すでに動いている活動・奉仕の再確認でもありますが、ここに改めて教会にはさまざまな働きがあって、私たちはそれぞれの賜物を生かして奉仕をしていることを実感します。今日はもう一度聖書から奉仕について学びましょう。
I. キリストのからだ・教会は一つです。
エペソ人への手紙によれば、教会はキリストのからだであり、かしらはキリストであることがわかります(1:22-23)。そして私たちはキリストのからだの部分です(5:30)。气Rリント12章でも、「あなたがたはキリストのからだであって、ひとりひとりは各器官なのです」と言っています(27節)。私たちが「イエスは主です」(3節)と告白できたとき、聖霊が与えられ、私たちはキリストのからだの一部とされます。私たちが初めて受ける聖霊を特に「聖霊のバプテスマ」と呼び、聖霊のバプテスマによって私たちはキリストのからだの一部に加えられます。その私たちは、水のバプテスマを受けて、地域教会の一員とされます。すでに洗礼を受けておられる方は、目に見えないキリストのからだである教会の一員であり、同時に目に見える地域教会の一員でもあります。キリストが一つであり、分割されていないように、教会も一つであり、統一されています。確かに教会には、男女、年齢、職業などの違った人たちや個性や性格の違った人たちがいます。しかし教会は明らかに統一されており、バラバラではありません。それはみなが同じイエス・キリストを信じているからです。主イエスを信じている故にすばらしいハーモニーがあるのです。
II. キリストのからだ・教会には多くの部分があります。
キリストは一つですが、からだに多くの器官があるように、私たちは教会の中で様々な働きをする器官です。「今日のみことば」にあるとおりです(12節)。からだの器官が一つではなく、様々な器官から成り立っているように、教会での働きも様々です。その働きは、主によって私たちに与えられた賜物による働きです。主イエスは、ペンテコステ以来、御父から聖霊を受けて、信じるすべての者に聖霊を与えてくださいます(使徒2:33)。主イエスはご自分の弟子たち、すなわち私たちに聖霊の働きの一つである御霊の賜物を別々に分け与えてくださるのです。賜物には、「知恵のことば」や「知識のことば」(8節)など聖書のみことばの正しい理解と宣教に関するもの(牧師や教師たちに与えられるもの)やいやし異言など特別な賜物があります。しかし同時に教会のなくてはならない働きとして「助ける者」や「治める者」(28-29節)などの日常的で管理的な賜物もあるのです。
賜物は私たちの個人的な願いによって与えられる、というより「みなの益となるように」「みこころのままに」与えられるのです(7,11,18節)。私たち一人一人に与えられている賜物は何であるのか、しばらく立ち止まって考えることが大切です。
|