礼拝説教

2013年11月24日

「道・真理・いのちである方」
ヨハネの福音書 14章5〜7節

 個人差はかなりあるでしょうが、私たちは時々道に迷うことがあります。最近は目的地に着くのに便利な機器が手に入るようになりました。でも一番安全で確かな道案内人は、そのことばの通り、目的地をよく知っている人が、最初から最後までガイドしてくれることです。そうすれば確実に目的地に着くことができます。では人生についてはどうでしょうか。主イエスのおことばに耳を傾けてみましょう。

 I. イエスは道である方
 弟子たちは、自分たちの先生である主イエスがこれから父の家に行かれるということを知らされました。そしてイエスは「わたしの行く道はあなたがたも知っています」(4節)と言われましたが、彼らには、依然としてその道がわかりません。トマスが代表して5節にあるような悲観的な質問をします。イエスのお答えは、6節にあるように明白なおことばでした。イエスはまず「わたしが道です」とい言われました。イエスご自身が道なので、弟子たちを父の御許に導いてくださるのです。イエスは「ここに道がある。その道を歩め」と突き放すのではなく、ご自分が案内してくださいます。だから確実に父の所に行けるのです。しかも、まことの神であるイエスを通してのみ、父である神の所へ行けるのです。

 II. イエスは真理である方
 「真理」は、陰とかまがいもの、偽りに対し、真理・真実です。特に、神と人間、神が人間を救うことに関しての真理と考えられます。これはイエスにほかなりません。イエスこそ神が人となって来てくださったお方であり、従ってイエスが言われることは真実です。そしてイエスを見れば見父を見たことになり、イエスを知ることは見父を知ることになるのです(7節)。また、神のことばである聖書も真理であり、私たちは聖書を読むことによって、助け主、真理の御霊の助けによって、すべての真理に導かれます(16:13)。

 III. イエスはいのちである方
 イエスには、決して死ぬことのないいのち、死からよみがえることのできるいのちがあります。イエス以外に死からよみがえった人はいないし、いのちを人に与えることのできる人はいません。それはイエスが神だからです。イエスには初めからいのちがありました(1:4)。私たちはイエスを信じる時、このいのちが与えられ、御父の所に行くことができるのです。反対に、いのちがなければ、父の家である天国に行くことはできません。このすばらしい約束をしてくださる主イエスを心から信じ、従って行きましょう。

  今泉キリスト福音教会 牧師:岡本 昭世 【説教インデックスへ
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