礼拝説教

2013年12月8日

「アブラハムの子孫、ダビデの子孫、イエス・キリスト」
マタイの福音書 1章1〜17節

 私たちの救い主イエス・キリストが永遠の昔からおられた神でありながら、処女マリヤからお生まれになった神の御子であることは、全能の神がなさった奇蹟であり、私たちは信仰によって受け入れなければならない事実です。神であり同時に人である主イエスは、その系図もたどることができます。今日は、特に先祖の二人に焦点を当てて、学びます。

 I. イエス・キリスト はアブラハムの子孫
 イエス・キリストがユダヤ人であることは、多くの人が知っています。ユダヤ人は今から4000年前、アブラハムが最初の先祖です。アブラハムは神によってメソポタミヤ地方、カルデヤ人のウルという町から呼び出され、約束の地、カナンの地たどり着きました(創世11:27-12:5,使徒7:2-5)。主はアブラハムに約束されました。「あなたは、生まれ故郷、父の家を出て、わたしが示す地へ行きなさい。そうすれば、わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大いなるものとしよう。・・・地上のすべての民族はあなたによって祝福される」(創世12:1-3)。このようにアブラハムから大勢の子孫が誕生することと、彼が全世界の人々の祝福の基となることが約束されました。もちろん彼らが住むべき地も約束されました(7節)。その約束は何度も繰り返されました(13:14-18,17:1-822:15-19ほか)。特に22:18のアブラハムの子孫は、救い主イエス・キリストを指しているのです(ガラテヤ3:8, 14,16)。このように、イエス・キリストはユダヤ人だけでなく、異邦人、すなわち全世界の人々を救うために、アブラハムの子孫として生まれたのです。

 II. イエス・キリスト はダビデの子孫
 イエス・キリストは、同時にダビデの子孫としてお生まれになりました。ダビデはイスラエルの歴史の中で最も偉大な王ですが、同時にその子によって王座が永遠に確立されると約束されました(IIサムエル7:12-16,詩篇89:3-4,132:11-12ほか)。それは私たちがこのアドベント(待降節)に特にイザヤ書から、イエスはダビデの子孫としてお生まれになった、救い主であり、王であると確認しているとおりです(イザヤ11:1-5ほか)。イエスということばは、ユダヤ名イェホシュアおよびその短縮名イェシュア(新改訳聖書では共に「ヨシュア」となっています)のギリシヤ語化した名で「主は救いである」を意味します。キリストはヘブル語ではメシヤであり、もともと油注がれた者を意味します。それはまさしく救い主ですから、イエス・キリストはダビデの子孫として、永遠に支配される王としてお生まれになったのです。私たちは、神の御子であるイエスが、系図としてアブラハムからダビデ、そしてマリヤも夫であるヨセフにまでたどれることに驚きを感じます。まさにすべてを神が支配され、導いておられるのです。

  今泉キリスト福音教会 牧師:岡本 昭世 【説教インデックスへ
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