本日の礼拝は今年最後の礼拝です。2013年の新年礼拝から始まって、先週クリスマスの礼拝をおささげしたら、もう最後の礼拝となりました。この1年間の礼拝が守られたこと、私たちが礼拝に集えたことを心から感謝いたします。礼拝は私たち主を畏れる者の中心となるべきものであり、本来喜ばしいものです。今朝は詩篇(95篇は今年度の年間目標にもなっています)から礼拝について学びましょう。
I. 賛美の歌をもって喜び歌おう
詩篇の中に「都上りの歌」があります(120〜134篇)。イスラエルの敬虔な人々は、三大祭りにエルサレムに上って礼拝をささげました。彼らは部族ごとに、一族ごとにグループで長い旅をしたのですが、リーダーとなる人の呼びかけに、「私は喜んだ」(122:1)のです。その巡礼のためには、お金も時間もかかりますが、それは実に喜ばしいことなのです。その宮において主におささげするものは、第一に心からの賛美です。95篇1-2節で「喜び歌おう」「喜び叫ぼう」「感謝の歌をもって・・・賛美の歌をもって、主に喜び叫ぼう」と詩篇の記者は、何度も会衆に賛美を呼びかけています。恐らく大会衆が心の底から大きな声を張り上げて主を賛美したことでしょう。それは大きな喜びであり感謝でした。私たちも礼拝に中で賛美が重要な要素であることを知っているのですから、できるだけ大きな声で主を賛美したいものです。今年1年間の礼拝時の賛美も導かれました。感謝いたします。
II. 主の御前に伏し拝み、ひれ伏そう
私たちが礼拝をおささげしている神様は、天地万物を造られたお方であり、今もすべてをご支配なさっているお方です。いま私たちは、天地をすべて自分たちのものであるかのように自由に開発し、勝手気ままに消費していますが、本当の所有者は神様です(4-5節)。さらに私たちを主が造られたのですから、私たちも主のものです。「主は、私たちの神。私たちは、その牧場の民、その御手の羊」です(7節)。だからこそ私たちがしなければならないことは、主の御前に出て、伏し拝み、ひれ伏し、ひざまずくことです。それが礼拝の最も必要な要素です。旧約時代の人たちは、文字通りひれ伏し、ひざまずき礼拝をおささげしました。今日の教会では、一般に会衆は床にひれ伏したり、ひざまずいたりしません。しかし、どのような礼拝でも、礼拝にふさわしい態度で、まごころをもって主を礼拝することが大切です。今年1年間、毎週の礼拝が祝福されたことを主に感謝し、新年度も心からの礼拝をおささげできるように、共に祈って行きましょう。 |